オメガ スピードマスター マーク40 コスモス

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OMEGA オメガ
Speedmaster スピードマスター
mark40 マーク40
COSMOS コスモス

20年以上前、社会人になって初めての夏の賞与は寸志だった
冬の賞与は同期みんな一律ではあったものの、学生の頃のバイト代とは桁違いの額を頂くことができた

うちは父親が自営業のため、子供の頃はボーナスという物がどういったものか、よく分かっていなかった
TVのなかでマスオさんや波平がどうやら大金を手にして家に帰ってきているという事は子供ながらに分かってはいたのだろう
なので世間のサラリーマンは夏冬ボーナスを貰い、昼休みには屋上でバレーボールをしているものだと思っていた(笑)

学生の頃の腕時計はカシオのGショックだったり、カリキュレーターだったり、データバンクだったり、スウォッチだったり
結構な数の腕時計を持っていた
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そんな中の1つのアンティーク時計
オメガ シーマスターのアンティーク物で神奈川県川崎市にあるスイートロードが文字盤をリダンした物
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当時、リダン物は結構なお手頃価格で手に入りGショック全盛期のプレミア価格を考えると、全然お安く本物の機械時計が手に入った
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風防がプラスチックのため使い込んでいくと傷が入ってくる

当時、リダン物で38000円か48000円だった記憶がある
Gショックのイルカクジラ会議やラバーズコレクションを考えれば、かなりお安い
わざわざ高いお金払って、みんなと同じ時計を買うより、お安く違う時計に魅力を感じた


すでに他界されましたが当時の所長に「冬のボーナス何買うねん?」と聞かれて「腕時計が欲しいんですよ」と答えた記憶がある
所長もかなりの時計好きで「何買うねん?」と聞かれ「実は…」と相談したのだった
機械時計を買おうとは思っていたが、スピードマスターはいつかの夢で今買うには高価すぎるとは思っていた
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なのでオリエントのキングマスターの復刻モデルが当時発売されていたので、それを買おうかと思ってますみたいな話をしたところ
「アホぉ言え、お前、よー聞けよ」みたいな話になって
「昔好きやった女によく似た女が出てきたからって、似た女行ってもしゃーないやろ」と分かったような分からんような話をされた(笑)

とどのつまり所長の言いたかった事は
「本当に欲しいモノがあるんやったら、ニセモン買ってもしゃーないやろ」と解釈して

社会人、1年目の冬
それなりの大金を手にしたmyst青年はお金を握りしめて京都に向かった
高級時計店なんてちゃんとしたお店は知らなかったので(現在のようにヨドバシカメラに高級時計が置いてあるような事はなかった)京都、河原町ビブレで時計を買ったのだった

買いたい時計は決まっていた
オメガ スピードマスター

当時の私はスピードマスターに種類があった事は知らなかったと思う
なのでマーク40コスモスを買ったのはたまたまであって指名買いしたわけではない
当時の値段でマーク40コスモスが定価24万円
プロフェッショナルが実売30万超えだったので単純にお金が足りなかったのかもしれない
スピードマスターの裏蓋は全てスケルトン(裏スケ)なんだと当時は思っていたくらい(実際はプロの一部モデルのみ)
マーク40も裏スケなんだと思っていて、新品の時計には裏蓋に保護シールが貼ってあるので、それを剥がしたら裏スケになるんだと思っていた(笑)
店員さんに色々説明を受けて、結果マーク40コスモスにした記憶がある
今考えると親切な店員さんだったんだろうなぁ…

プロフェッショナルでなくマーク40コスモスを選んだ理由
・自動巻きである(プロは手巻き)
・風防がサファイアガラス(プロはプラスチック)
・月、曜日のカレンダー機能あり(プロはなし)
・プロと比べるとケースが一回り小さい(手首が細いため)

改めてこう書きだしてみるとマーク40コスモスが如何に実用的で機能的であるか分かる
ちなみにマーク40はスピードマスター誕生40周年記念を意味し
コスモスは文字盤の配色がムーンウォッチと同色である事を示す

機能面、実用面では完全にプロフェッショナルが劣っているように思えますが、誰が何と言おうと月に行ったのはプロフェッショナルなのです
プロフェッショナルには裏スケがあります
腕時計なので腕にします
裏がスケていたところで誰にも見えません

つまりスピードマスタープロフェッショナルは漢(おとこ)のロマンです
男はロマンにお金を払う生き物です
宇宙に行った、月に行った腕時計をこの腕にはめたい
当然の心理だと思います


結果的に、この時、私はマーク40コスモスを17万8000円(税抜)で購入した記憶があります
現金で支払ったのか、カードで支払ったのか…
薄っすらとした記憶では、この時に生まれて初めてクレジットカードを作ったような気もします
なので冬の賞与だけでは足りなかったのかもしれません

そんなマーク40コスモスが去年、動かなくなりました
前々から日付針がリューズで動かなかったり、クロノグラフ針が12時から勝手に動いていたりと、だいぶん傷んできていたのですがメインの短針、長針に問題がなかったため騙し騙し使ってました
ある日、完全に止まってしまいリューズもギアが噛み込んでいるのか回らなくなってしまった
以前、バンドの調整で時計屋さんに行った時にオーバーホールの相談もしたのですが、クロノグラフは面倒なのでオメガに送る事になるだろうから10万円コースになるだろうと云われてました

結果的に20数年、ムーブメントはノーメンテで使う事ができた
私の仕事はそれなりの衝撃も伴いますし、埃にもまみれます
手を洗う際にはガンガン水がかかりますし、時には落とす事もありました
たまに「高い時計なんで普段使いはしません」みたいな方がいらっしゃいますが、私は逆で毎日、使い倒します
そんな環境でよくも20数年も頑張ってくれたものです

17万8000円で20数年ですので、1年当たり1万円を切るコスパ
電池交換もいりませんし、そう考えると特別高い買い物でもないように思えます


というわけで、また20年くらい働いてもらおうと思い修理をしてみようと考えた
時計屋に持ち込んでオメガに送って修理となると10万円以上と思われるのでネットで探してみる事にした

選考条件として
・それなりの修理実績がある(ロレックスやオメガ等)
・一級時計修理技能士が修理してくれる(技能士がいても修理は別な場合もある)
・できる限りお安く(10万円以下で何とか…)
・純正部品による部品交換

というわけで時計修理の千年堂さんにお願いする事にした
正直な話、千年堂さんのサイトはデザインとか内容がちょっと胡散臭く感じます(笑)
見積もりは無料なので、という事もあり、とりあえず見積もりだけでもと思い連絡しました
申し込みフォームに入力して連絡すれば、数日で発送用の梱包キットを送ってきてくれます
梱包キットに時計を入れて発送すれば到着連絡があり、その後、修理見積もり連絡があります
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■修理内容(税抜き)
オーバーホール(トリプルカレンダー) 40,000
(完全分解掃除+防水検査+部品追加交換《必要時のみ》+千年堂オリジナル超音波洗浄+千年堂オリジナルクリーニング《サービス》)
裏蓋パッキン交換(劣化) 2,000
切替車交換(摩耗) 5,000
テンプヒゲ調整(ヒゲ寄り) 4,000
ゼンマイ交換(摩耗) 4,000
ブレスピン交換(長い・社外品対応) 1,000
ブレスパイプ交換(長い・社外品対応) 1,000

合計 税抜き価格 57,000 円
合計 税込み価格 61,560 円

こんな感じでしたので修理をお願いしました
修理が完了したら発送してくれます
支払いは代金引換で受取の際に支払います

値段もかなり良心的ですし、今回の修理は納期は5週間ほど

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返送されてきた荷物には交換されたゼンマイや歯車、パッキンも入っておりました

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さて…また20年働いてくれるかな…





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by mystxl1200 | 2019-05-19 00:00 | メンテメモ | Trackback | Comments(0)

バイク、アウトドア、カメラ、アクアリウム、プラモデル、ゲームなどなど 好事家らしく色々な事に手を出していきたいと思います。


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